Vilhelm Hertz, Atelier Open

2023年4月より、ヴィルヘルム・ハーツの杖を常設で見ることができるように、東京のVilhelm Hertz, Atelier(ヴィルヘルム・ハーツ・アトリエ)を開放し始めました。デンマークの職人の家で採寸や販売をしていたように、人の家に来る感覚で安心して杖を見て欲しいと思っています。もちろん、杖を見に来るだけ、アトリエを見に来るだけ、デンマークについて聞きたいなど、お気軽にお越しください。

ヴィルヘルム・ハーツ・アトリエは、築62年の昭和の一軒家を自らの手も入れながら改装した自宅兼アトリエになります。物件を繋いでくれたのは、隣駅でカフェを営むアーティストのL PACK.と、シキナミカズヤ建築研究所SKAL。大きな工事は彼らに任せ、室内のペンキ塗りや床張りを自分たちで行いました。オーナーさんとの良好な関係により実現した、良いリノベーション事例だと思っています。

内装は、北欧を感じられる空間でありながらも、どこか日本も感じる和北欧折衷を目指し自分達の“手垢”を入れるために内装の多くを仕上げることを決意しました。
壁のペンキ塗りや床はりまで自分達でやってみると、家を造る職人さんの技術や労力に尊敬の念が生まれました。
床材の仕上げや、床貼り、室内のペンキ塗りは、千葉船橋にある障害者施設「空と海」の利用者さんたちに作業の一環として来てもらったことで実現。施設としても新しい取り組みを取り入れて頂いたことで、その後内装の仕事の発注があったようです。このような循環に繋がる動き方を理想としています。
また、身の回りの仲間が手伝ってくれ、納得のいく、完成し切らない素晴らしいクオリティに仕上がりました。

 

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